断片的な記憶から抜け落ちた物

 帰宅したら机の上に洗濯された形跡のある金券が置いてあった。自分がもともと持っていた金券2部と照合すると、当初所有していなかった物がどうも服のポケットから出てきたらしい。ということは、幻のアラブ王子の「僕が落とした金券を君の友達が拾ってそのまま持って行っちゃったんだ。」という証言が正しい事になる。おお、すると私はその一連の動きの記憶がすっぽり抜けていることになる。他に何を話したのだろうか・・。とりあえず、タイプとかそういうことは置いておいて、この金券は帰さなくてはならないだろう。職場が近いので、日中に職場に届ける事で勘弁してもらおう。記憶では背中に星空を背負っていたが、実物はまったく思い出せない。しばらく話していたのだろうに・・。
 ちなみにマクドナルド大佐からは「海の日おめでとう。それがどういうことか知らないけど。」というメールが同僚と私宛に来た。つくづくセンスない。答えようも無い。