朝ご飯を一緒に食べる仲

術後の経過は良いのに風邪を引いてしまって、ふつうの生活に戻すペースが遅れた。それと共にあさってから市内のリゾートホテルに泊まる計画もひとまず延期。ゆっくり養生しろということなのだろう。たいくつ。しかし、確実に顔色が良くなっている。人間の身体は本当に不思議だ。ちょうどこの週末に、北京在住の大学院の同級生のアメリカ人のDがバンコクにいた。Dに最後に会ったのは2年前のワシントン出張のとき。出勤前に朝ご飯を一緒に食べよう、と近くのベーグル屋に行った。彼と私は朝ご飯でつながっている。大学院時代はよくカフェテリアで一緒に勉強をしてたけど、私の帰国当日に一緒に朝ご飯を食べる事になっていた。ところが寝坊したDは、慌ててマクドナルドでモーニングセットを買って、アパートの屋上で2人で食べた。Dとはふつうに仲が良かった。でも大学院時代の親しい仲間というのとまた違う。身体は大きいけど物静かで冗談ばかり言うフィリピン系のグアム人のDは私の交際範囲を「学校中で一番傲慢な奴ら」と称していたけどそれにあまり間違いはないだろう。私がアジア系の友人達と一緒に座っているときは普段の仲間を威嚇して追い払ったものだ。そんなD、日本人の同級生に、「私ももう1年いたら、Dと付き合っていたかもよ。」と言ってみたら即座に「そんなことあるわけないじゃないですか。絶対付き合わないですよ。」と返された。結局今回はDとの朝ご飯は流れた。