安価な航空券という啓示:ハワイの弟の場合

ハワイの弟Ryderから相談を受けた。「米西海岸に住む昔の友人を生涯の伴侶にしたい。ちょうどキャンペーンでその街まで250ドルで往復できる。行って来ようと思うけど、どう思う?」なんでもその友人とは、今後付き合うということで何度も話し合いをしているけど、現在友人は元カレとまだ同棲中なのだ。本当は11月に東南アジア旅行に一緒に行こうと誘ったのだけど、煮え切らないし、西海岸に会いにいこうかと思ったけど、元カレを追い出してからじゃないと始まるものも始まらない、という説明。Ryderの同年代の友人に相談したら「週末行って、彼女を虜(sweep her off her feet)にしてこい。無事に彼女の心(unicorn)が得られればめでたし、めでたしだし、そこで彼女に君の価値が分からなければそれまで。」

おいおい、ディズニー映画じゃないんだから、週末いきなり訪れて答えがそこで用意されて結着するわけはないだろう。もし相手が私ならばそこで「これからどうする?」という戦略会議を開いてもいい。でも優柔不断で、自分に自信が無くて、Ryderに好意を寄せているのに元カレを追い出す事も出来ない相手に答えを迫ってはいけない。時間をかけて、マイレージを稼ぎなさいと提案する。ゆっくりと、どうすればお互いが納得いくかを長い目で今後の50年間をみていけばいいんじゃないの。焦ったらだめだよ。まるで東京から横浜に行くようなノリで、君に会いたいだけど、いいかな?って連絡をすればいいよ。自分の気持ちなんて事前にメールを打つ必要も無いよ、だって7時間もかけて飛行機に乗ってわざわざ自分の為に来るのだもの、相手には充分通じるよ。それよりも決断を迫ったり、追い込んだりしたらだめだよ。今、こんな問題を二人で乗り越えられなかったら今後もっと大きな問題が出てきたときにまた対処不可能となるよ。知っている仲の好い夫婦は、結婚するまで別れを繰り返したりして、やっと一緒になったらまた色々な困難を乗り越えているよ。めでたし、めでたしなんかじゃないんだから、今のうちから練習しておきなよ。

心を無にしていたら啓示が来る気がする。(「聖なる予言」を読み終えたばかりです。)何が大事か、誰との交流を大切にしなきゃいけないかとか感受性を磨いておけばきっと正しいことが起きるような気がしてきた。