では誰とデートをするのだ

まだ決まらぬ帰国日を前に食べ物のメールで3往復もできるというのもすごいことだ。恋愛市場に戻ったばかりのときなぞ、飲み会→お昼→夕飯という手順を相手が踏んだだけで舞い上がったものだった。そこから妄想と自分の世界の中で相手と接することになるから厄介だ。でも一人と密な連絡を取り始めたときは、後2人位を見繕って散らすのが重要だ。大人になってから格好良くなった友人と今度帰ったら飲もうと約束しあったけど、可愛いお嬢さんが2人いる彼と2人で会ってもしょうがない。そこに別の、敢えて2人で会う必要の無い独身モテ男を入れて3人で飲む。どうだ、この計画。
 もう一人、前回食事に連れて行って頂いた方が今どういう状況か分からないけど、メールだけ打ってみる事にしよう。これでとりあえずは独身者3人確保の試みだ。

 この人と結婚するくらいなら独身のままがいい、と思った男性陣は排除。だめんず系も無し。親友にまた疑似デートをお願いしておくか。彼の顔が浮かんだら独身のデートの相手もどきリストが枯渇したということだ。枯渇させたら、素直に家族持ちとの飲み会とゲイ友との逢瀬を予定していこう。ゲイ友にノンケの友達いないのかなあ。早く予定を埋めていかないと生返事をしている間にまた父親が勝手に私との予定を立ててしまう。叔母曰く「あなた、お父ちゃまと遊んでばかりいる場合じゃないでしょ。」ごもっとも。