手編みのセーターに匹敵する男性からのプレゼント

 ちょっと早いクリスマスプレゼント、と言って出てきたのは多機能の携帯電話。正直今使っている電話機能のみのノキアに何の不満もないのだけど。メールもネットも出来るし、カメラもビデオも付いているんだよ、って見せてくれるんだけどそんな使い方しないんだよなあ。男性は電子機器を与えたがるものなのだから。以前、別の人から、いらないというのにiPod nano を与えられた。その後のダウンロード作業もやる、という約束付きで。結果的に重宝したけど、男性からの電子機器は女性の手編みのセーターをもらうに匹敵すると思う。気持ちは嬉しいけど、その気持ちが重い。縛られている気がする。それに携帯は気に入っている物を自分で選びたい。

 誕生日にはメインのプレゼントはまだ出来ていないのだけど、と金のブレスレットをもらった。メインはイヤリングかしら、と楽しみにしていたら、取り出したるは名前入りで木彫りのジュエリーケース。引き出しに菓子箱でアクセサリーを収納している私にはそれも充分に重かった。娘にジュエリーケースを渡してあって、結婚するまで毎年与えているアクセサリーを管理している、と言う話も聞いていたし。そして何でも無いときに、似合いそうだから、とネックレスをもらったときもクリスマスにくれれば良いのに、と思ったのだけど。