不倫はやめとけ。身体を壊すから

44歳アメリカ人自称CIAと付き合っていたGeorginaの近況。このアメリカ人はアメリカに帰国してから、20代後半の女性のところに転がり込んだと思ったら結婚しちゃった。それまでの数ヶ月の間、Georginaもそのアメリカ人と連絡を取りつつ、一度はわざわざアメリカに会いにいって、婚約者の目を気にしながら、職場から自宅に戻る数時間を一緒に過ごしていたという。そんな最中での結婚。Gも当てつけのように、出張者と2週間限定で付き合い始めた。どうしてそんな現地妻かただ乗りみたいなのに引っかかるのかは謎。
Gに出張者と付き合っているときかされると、自称CIAは、「自分のGへの本当の気持ちに気がついて」新婚の妻と離婚を前提に別居し始めたとのこと。今Gは、妻と係争中でもない、ただの「別居中」のアメリカ人と遠距離恋愛を継続中。どこまで本当か、本当に別居しているのかは怪しい。ちなみのこの自称CIAのたった3年前の離婚原因は、今の妻(曰く別居中)との浮気の末、家庭を捨てたせい。つまり、たった3年の間にまったく同じ事を繰り返しているのだ。学ばない44歳だ。

 Gも二股を試してみたわけだが、かたや、限定の相手も妻子持ちと判明。出逢った時から「2週間限定で僕の彼女にならない?」なんて持ちかける出張者はそもそも怪しい。よくやっているらしく、その妻から「この人には妻子がいるんです。」メールが来てやっとGは本当の事を知った。あれ?なんでメールアドレスが分かったの?

しかし、Gといい、Riekoといい、大事なアラサーにどうしてそんなややこしい恋愛を複数(!)するのだ。Rは既婚者2人を二股にかけていて、狭いこの街で3人が鉢合わせをしたりして嘘の上塗りで疲れきっていた。その二人と付き合っている最中にこれまた多くの既婚者とデートを重ねていて、しつこくつきまとわられて困っているんですよーとうそぶく。本当に困っているのなら、キャバ嬢よろしく下ネタを言いながらシナをつくったり、相手の身体に触れるのをやめなさい。居留守を使ったり別の相手の事を隠しているうちに、口から出任せの嘘をつくのが習い性になっているじゃないか。

 不倫はするものじゃない。たまーに略奪婚というケースを見るけど、若い独身女性と関係を持つ相手はすでに浮気癖がついている。「こんな気持ちになったのは初めてだ」とかいいながら、違う種類の初めてを何度も経験している。そして妻と子供とちゃっかりハワイ旅行に行って、旅行先からしゃーしゃーと電話してきたりしている。その人は慰謝料や養育費を払って、裸一貫であなたと6畳一間で人生をやり直す覚悟なんてないからね、と諭しても、うら若き乙女は聞く耳を持たない。上の空で「そうですね」と言いながら、またしばらくすると「ひどいんです、仲良さそうに奥さんと電話しているんです。」と愚痴を私に言ってくる。別れる気なんて絶対にないって言っているじゃん、その内『ごめん、やっぱり無理。 』って終わるよ、と言っても「そうですよね。」と聞いていない。
 挙げ句の果てに独身女性は苦しんで体調を崩し始める。手に入らないものだから、身近にいながらにして恋い焦がれて、お互いがお互いを傷つけ始める。当てつけに別の男性(これまた手近な既婚者とか)とデートをしてみたりしてどつぼにはまる。だんだんと食欲も落ちるし、人生に絶望的になって、免疫力が低下する。そもそもどうして最初から2番手に甘んじるのよ。どうして家庭や夫婦という責任と現実から一時的にでも逃れようとする輩と親密になろうと思うの。お互いが誰よりも自分に嘘をついていることに気づかないのかな。乾燥した山の中での火遊びみたいに、気がついたら炎が広がって手に負えなくなっちゃうよ。だからお嬢さん方、不倫はしないでちょうだい。特に職場ではね。